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2008年冬学期

グローバル化する社会に生きる
― 地球規模での競争の時代における日本

コーディネータ:廣松毅(教養学部)
ナビゲータ:荒巻健二(教養学部)
  • 地域/国際
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現在、我々はグローバル化が急速に進展する時代に生きている。中国やベトナムの賃金水準の動向が日本企業の立地選択、ひいては国内雇用に影響を与え、米国の住宅価格の下落が内外の金融資本市場を不安定化させ、さらには景気動向をも左右している。

カネ、モノ、ヒトがますます自由に国境を超えて移動し世界が一体化の度合いを強めることをグローバル化と呼ぶとすれば、経済分野におけるこのプロセスは、日本経済を世界経済の不可分の一部として取込み、日本企業の活動や労働者・生活者としての我々の経済・社会生活も含めて、我が国のあり方を大きく変えつつある。

本講義は、こうした経済のグローバル化の進展とその日本へのインパクトに焦点を当てて、カネ、モノ、ヒトなどいくつかの切り口から、我が国経済・社会に及ぼしつつあるプラス及びマイナスの影響を明らかにするとともに、地球規模での競争の時代における我が国のあり方について考える。


TAレポート にはTeaching Assistant学生による講義レポートがあります。

「経済・社会のグローバル化と日本」 廣松 毅 (教養学部)

政府の審議会委員を多数歴任する統計学の専門家

経済・社会のグローバル化の進展は、現在の日本の経済のみならず、社会全体に大きなインパクトを与えつつある。第1回目の講義では、イントロダクションとして、経済・社会のグローバル化の現状と日本のあり方について概観する。

第1回

10月9日(木)経済・社会のグローバル化と日本

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「カネの動きに関わるグローバル化と日本」 岩田 一政 (内閣府経済社会総合研究所所長)

元日銀副総裁。日本を代表するエコノミスト

アメリカの住宅価格バブルの崩壊に始まる世界の金融資本市場の動揺が、グローバル化が進展している世界経済にどのような影響を与えているのか、また、原油・食料価格にどのような波及効果を与えているのか、そして、政策対応のあり方について考えることにしよう。

第2回

10月16日(木)サブプライム・ローンと世界の金融資本市場
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第3回

10月23日(木)原油・食料価格と国際的な資金移動
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第4回

10月30日(木)グローバル化と金融政策
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「グローバル化と産業競争力」 藤本 隆宏 (経済学部、東京大学ものづくり経営研究センター センター長)

ものづくり経営研究の第一人者

21世紀の企業や産業にとって、グローバル化とは何を意味するかを考える。それは、国境を越えてモノ・カネ・情報などが活発に流れることであり、競争の土俵が国際化するということであり、あらためて比較優位とは何かを考える機会である。この問題は、文理融合的に考える必要がある。委細は授業にて。

第5回

11月6日(木)21世紀の企業にとってグローバル化とは何を意味するか
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第6回

11月13日(木)基本概念:ものづくり・組織能力・アーキテクチャ
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第9回

12月11日(木)グローバル経済と産業配置:設計立地の比較優位論
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「グローバル化の中での日本における人文社会科学のあり方」 岩井 克人 (経済学部)

日本を代表する人文社会科学全般のリーダー。『貨幣論』でサントリー学芸賞受賞。

この俯瞰講義自体のメタ講義として、他の講義と少し視点を変え、グローバル化された世界の中で日本経済、さらには日本社会について学問するとはどういう意義を持つのかを論じてみる。

特別講義(第7回)

11月20日(水)グローバル化の中での日本における人文社会科学のあり方
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「食と農のグローバル化」 生源寺 眞一 (農学部)

食、農、環境を考える日本の農業経済学のリーダー

穀物価格の高騰に中国製餃子事件が重なって、世界の食料問題と私たちの食卓の問題が一挙につながった。いたずらに危機感を煽る報道に惑わされることなく、世界の食料と農業の構図のもとで日本のポジションを確認する必要がある。講義のキーワードはフードセキュリティ・モンスーンアジア・農政改革など。

第8回

12月4日(木)食と農のグローバル化
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「経済のグローバル化とひとびとのくらし」 白波瀬 佐和子 (文学部・社会学)

少子高齢社会研究の第一人者

グローバル化はマクロな視点から捉えられることが多いが、グローバル化の流れを構成しているのは「ヒト」でもある。「ヒト」の流れ・動きを、人口、家族、社会という視点から捉えてみたら、一体何がみえてくるのか。経済のグローバル化を実際に生活するひとびとの視点から考えてみよう。

第10回

12月18日(木)変わる生き様:少子高齢化と家族の変化
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第11回

1月15日(木)変わる労働市場:正規雇用と非正規雇用、外国人、高齢者、女性の労働参加
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第12回

1月22日(木)変わる社会経済システム:存続する格差と制度改革
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パネルディスカッション

講師の先生、勢揃い

講義を担当した先生方が勢揃いし、グローバル化について、日本の今後のあり方について議論する。

第13回

1月29日(木)


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